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断水後 トイレ流す際の注意点 | 2018/7/14(土) 13:09 - Yahoo!ニュース

断水後 トイレ流す際の注意点 | 2018/7/14(土) 13:09 - Yahoo!ニュース

 西日本を中心とする豪雨の影響で、各地で断水が続いている。厚生労働省によると、1週間が経った7月13日午前5時現在で、四国地方や中国地方など10府県の20万7508戸で水が出ない状態だ。

【断水】Twitterの声は…

一方、約5万5千戸で水道が復旧したが、断水の解除の際にトイレを最初に流したことで、「トイレが壊れた」といった声がTwitterで上がった。

空気で故障の可能性。でも通常は大丈夫

東京都水道局によると、陶器の破裂や、爆発的にあふれるといったことは考えにくいが、非常事態では、できるだけ特別な器具のついていない台所の蛇口や、洗面所の蛇口から開くことが望ましいという。

断水の際は工事によって自治体が管理している排水管内に空気が入ることがある。通常の工事では、これらの空気を抜く充水作業が行われているので、空気だまりができることはない。

ただ、今回の災害のような緊急事態では、復旧作業中にたまたま管内に空気が入ってしまうことも考えられる。

管内に空気が入った場合、空気だまりで水位が安定しないことで、トイレのタンクで水位を調節し、水の出を制御する「ボールタップ」という部分にある浮き球が、上がったり下がったりを繰り返す。この上下運動によってボールタップが壊れてしまうと、トイレタンクが水をうまく流せなくなる。

また、ウォシュレットも同様の小さなタンクを内在しているため、空気が入ってしまった場合は壊れる可能性がある。

蛇口から水を出し始めると、「ブハッ、ブハッ」と空気と水が合わさった状態のものや、白く濁った水が出ることがあるが、少し待つと通常の水流に戻る。

水道局の担当者は「計画的な断水の時にはめったに見られないことだが、大災害が起きている非常事態のときは、濁り水が出ていくまで待つなどの対応をしてもらえたらと思う」という。

田中志乃/HUFFPOST日本版